2018年より淡路島の五色町へ家族で移住し、小さな生活圏での百姓になりたい。

自然栽培と放棄地の狭間 淡路島事情

2、3週間程畑に行く事ができず、

久々鎌やら紐やら草刈機やらハサミ

ノコギリ、スコップとフル装備で

テクテク行くと、ワイルドイネ科と豆科とセリ科

のジャングルになっていた。

 

この季節の淡路島はハメと呼ばれるマムシ天国。

見つけたら直ちに殺命令が出てるこの爬虫類に

遭遇しない為に草刈機に没頭する事3日。

後ろから牛蛙が応援歌を唄ってくれてる様子。

ありがたいが自分の顔ほどもある牛蛙とも遭遇

したくないのが私の本音。

 

今年は暖冬だったせいか兵庫県にはカメ虫大量発生

注意報も出てる。

瓜科に飛んでくる赤い彗星 シャーのごとくハムシもすごい。

 

近所の人に草刈り草抜き雑草一本に至るまで

会うたびに御指南を受けるわけですが

このジャングルの風通しを良くするのは

良いけど刈り込みすぎる事への不安は否めない。

 

まずはこの畑に水がない事。雨水のみで栽培するため

土をいつもほどよく湿らす為に野菜の足元には草マルチ

は必須で不耕起栽培の為、畝の肩山は抜くと畝が壊れる為

鎌でしゃっっとするだけにとどめ、その草を野菜の株元に敷きたいのである。

畝の周りの雑草と呼ばれる草達も

虫達の目眩しや、野菜に出会う前に虫達はワイルド葉っぱ

を食して大満足?ともじゃもじゃ草達は一役も二役も

カッテいるのである。

 

畑に行けば近所の方が毎度御指南に来てくれる。

カメムシやハムシにやられ過ぎないように、

去年枝豆に発生した際カメムシハンターとなり毎朝毎夕

ペットボトルに捕獲しに行った切ない行事を反面教師とし

野菜の株元には去年より多めに広範囲でマリーゴルドやカモマイル

菊名コリアンダー、セロリなどコンパニオンプランツとして

そこかしこ、所狭しと生きてくれてるおかげで

我が家の畑は野菜40品目ハーブ20品目が保たれている。

 

タバコをそこらにポイッとしてタバコの手で草むしりは

こうするんじゃーとぐんぐん抜いていく。

目にも留まらぬ速技である。

あっ、花が抜けた。あっ苗踏んでると心の声はだだ漏れに

してはいけない。

なぜならば農法が違うだけで彼は120%手が行き届いていない

こちらの畑の為にしてくれているのだから。

主張も強くしてはいけない。

なぜなら新参者はまだこの風土を知らないから。

畑とは関係ない道路に除草剤を撒かれても

何も口にしてはいけない。

感謝をしろと言われたら魔法の言葉『アリガトウ』の出番。

実際道路ばたの草刈りが間に合わずみんなが使う道が

もじゃもじゃなのだから。

 

一線を越えると村八分という

可能性もなきにしもあらずなのだから。

 

そして私は豪に入れど郷に従えぬのだから。

 

だから私はいつもチャイを持ち歩く。

相手は高齢だから砂糖抜きで。

とりあえず座ってくれと。

話を聞きかせてもらいお茶を出す。

コンテナに腰をかけ隣に座り

同じ時を過ごし淡路の空を眺める。

 

 

こうやって何年も経っていき

お互いの交点を探していくのである。

 

世代を超えて話し合える日を待ち望み

世代を超えて未来を語るのである。

 

 

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