2018年より淡路島の五色町へ家族で移住し、小さな生活圏での百姓になりたい。

大正時代の着物

祖母の着物や頂き物。

大正時代の着物は色使いや柄がとても良い。

好みのものが多い。

 

気ままに着たい為、横浜の元町という所で

気さくなマダムに出会い

着物教室に通うた15年前。

京都の銀閣寺近くの猫山在住の時は

大家さんが日本舞踊の大御所の先生であり、崩した着方、

是と非の線引き、ケハレの着物など、

山の手入れがてらご教授。

50着は下らないほどの着物や小物を譲って頂きました。

山に住む和裁の巧みなおばさま達に支えられながら、

四条で和裁教室、西陣で帯作りのアルバイトを経て、

今淡路島でぼんやり着物に囲まれる。

が、しかし。

淡路島は温暖気候な為着物を着る機会が減っている。

畑の野良着にしている綿の着物はそこそこの出番は

あるものの正絹のお着物達の箪笥の肥やし具合が

見ていて忍びない。

 

今も昔も思い立った時は気ままに着る。

そう。そして古いものは

布に力がなくなっていたり、糸が弱い。

 

ご機嫌気ままに着てると古巣の新宿飲屋街で

座席に座るときにお尻の縫い目が

静かにビリーーーーと裂けてしまう事も

しばしばあった。

古巣にて笑って済んだけど、心は台無し。

 

そして今!

愛しくてもきっと着物の出番としては頼りない

この子達の先を憂い決断した。

 

「慎重」と「忍耐」という文字がよく似合う

解いて洗うという着物好きが必ず通る道を

歩くことにしました。

 

綿着物を野良着にカスタマイズ

するわけではないから優しく優しく。

 

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道中着。

青地に赤のバラ模様。

ピンクの裏地。

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紫とベージュの市松模様の中に

桐の花柄の銘仙

裏地は黄緑に赤。

 

今までありがとー。。

 

綿繰りから変わらずコタツでアニメ見ながら

たらたら解いていきます。

タツ座椅子右側に着物の山。

座椅子左側に綿花の山。

 

子供におもちゃ片付けなさいと言えない日々。。。

 

今日はここまで。

るるる。