踏み込み温床作りと身土不二
冬場の間収穫しつつ食べ尽くしていく根菜たち。
冬野菜は冷える体に、体を温めてくれる食材。。
仏教的身土不ニとは、そのまま身と土は切り離せぬお考え。
東京都下の寺育ちなので、『教え』と言うことに対して
平な気持ちで心に浸透させる術は持っているので納得。
一方食的身土不二とは、その土地その季節にできた食べ物を
その土地の食べ方で食べる。がお考え。
ざっくばらんだけど。やはり納得。
私も菜食主義を始めた10代後半から様々な
食材で様々な調理を楽しみましたが、結局は身土不二でしょうというところに
行きついています。
ラスベガスの巨大ビーガンバーガーから京都の白味噌雑煮、
東京の実家に帰れば必ず食べたい母の糠漬け。
凝りすぎるところがあるので作れるものは調理法を習得するまでその土地から
あまり離れない癖もあり未だに今まで食べてきた料理を食べますが
やはり淡路野菜が今は一番体にしっくりくるように思う。
だって西風にあたりながらオリオンビール飲んでもさほど晴れやかにならないし
大量に育っている大好物コリアンダーも島のお爺からすると
。。。。カメムシが好きそうやな。。と微妙なコメントだし、
やはり土地土地でのその時の感性と感動はその時だけの
もののように思う。
そして日々の薬草や、ハーブを取り扱っているときによく体験する
鼻腔の奥が香りを記憶していて全てを甦らせるあの感覚!
味覚も嗅覚も全てが全ての循環に関係していると思います。
などとぼやき、根菜に飽きてくると春の食事や気候、
お花達が恋しくなってくるのです。
そしてふーーーーと過ごしていると
次の季節が巡ってくる。それが日本の四季のように思います。
この美しい四季を肌で感じていたい為
日本に住むことに決めました。
春が近づき、菜の花が市場に現れる頃、
外で売っているお野菜も革命を起こしてくる。
そして山菜が出始め、菜花が出始め葉物も種類を増やし
春の訪れとともにうちからも外からも暖かい刺激がやってきます。
そして八百屋などではきゅうりやピーマンが!夏野菜なのでは?
トマトまで!
上げる運動に繋ぎ、伝統も良いところを残し改善しつつ
塩分やビタミンなど現代人の体にあったものへと変化してきたように
思いますが、それも納得。
我ら世代とは到底似つかわぬ最近の若者の体型。
1汁3菜で育てたとて、もう時代の流れや遺伝子の変化を感じざるをえない。
なのでビニールハウスで季節を全く無視しての栽培はしなくとも
ほんの少し栽培期間を長くするため、
大地の力と微生物の力を借りて
早めの収穫を夢見ルことにしました。
そして最初に必要なのはマンパワー☆。
腐葉土の季節になると鋤簾とレーキと
テミ持って子供と家の周りの山を一周します。
軽トラに腐葉土の小さな山ができたら
軽トラの荷台にコンテナとふるいを持って
ざっくりふりふり。
ふるいにかけたサラサラの土を土嚢袋に
入れてぽいぽい下に落とす。
これがうちの育苗土。
地味にふりふり。
納屋も牛舎も壊してしまった為うちには今
日陰がありません。微生物がー!と迅速に作業。
お日様の下で何度も繰り返す作業。
だけど汗を描く作業でもないので思考は自由。
せっかくのお日様の下の作業なので
アールティを熱唱しながら今日は10袋ほど確保。
さて温床作りは
木枠の温床育苗はりょーちゃんに0から10まで頼まないと
からきしな感じがするので、
ゴボウ収穫してから敷き藁敷いて
寝かせていた畝に穴ほって作ることに!
にゃむ。
ぺらっとめくるといい状態。
家のまえにある4つの畝のここにした理由は
踏み込み温床は発酵熱を使います。
去年から失敗なしのカドタ式堆肥作りを思い出しますが、
発酵と腐敗の一線を見誤ると地獄絵図やら猪来襲など
避けたい項目が増えるので玄関から一番離れたこの良い状態に
なってきたゴボウ高畝に決意表明
言い出しっぺも決めたのも私だけど
泣く泣く掘り始めます。
穴掘り&ペタペタ作業開始
腐敗が怖いので空気の通り道に
転がっていた竹3本。
長さを切り揃えて
さらにペタペタ。
スコップ作業ペタペタも
経験値が低く、うまく出来ず。。
こうやるんだよ。とペタペタを7さい娘に見せてもらい
スコップもうまく掘れず、あっち行ってのお達し。
ぐうぅ。
木枠じゃなくしたのにまさかの戦力外通知。
7さい娘が上手に作成。
二人の周りを片付けがてらサポートがてら
ぷらぷらしていたら完成。
材料
●稲藁
●落ち葉
●米糠
●水
稲藁→うちは未だ良い田んぼが見つからずお米づくりを始めていないので
お友達の自然栽培でお米を作っている小山の商店に出向いて
無農薬の稲藁と籾殻をいただきました。
遠くに海が見えて山の上からだんだん畑が続いていて
いつきても素敵なところです。
とにかく風がいい。
家に帰って
落ち葉よし。
腐葉土よし。
溜め込んでいる毎日精米の米糠よし。
稲藁はなかったら腐葉土や松葉など
でいけるように思います。
少量確保できたら保湿のために一番上に
被せておくでもいけそう。
稲藁入れて、そこらのバケツに溜まっていた
雨水を十分にかける。
米糠入れて落ち葉入れて
を繰り返しすこと3回。フカフカの層が出来ている様子。
ふむふむ踏む。
あとは乾燥しないように、蒸れすぎないように。
何を使おうか。
我が家は産業廃棄物になる
黒マルチやビニールトンネルを使わない。
残っているものはダイソーにあるトンネル不織布。
これでトンネルを作って様子を見ることにします。
沈丁花が咲く頃、ウグイス泣き始め、桃開花など生物の動きからの作付け適期
、最低気温と睨めっこ的な直植えも味わいつつ、
新月だ満月だ!と空を眺めては日々を楽しみ今年は
少し早めの育苗、収穫を夢見て始動!
美味しい!懐かしの記憶を甦らせることも含まれる春一番の
あの味はナニモノニモ変えられないのです。
本当は畑でこれができるなら野菜の残渣を入れて作ってそのまま堆肥に。
など思惑はあったけど玄関のそばすぎるので残渣無しで試みます。
夏ならこの配合でもあっという間に発酵するけどいかに!
落ち葉12から13リットル
米糠2キロリットルくらい
水2リットル
『たまゆら自然栽培園』改名したものの
やはりうちは『リトルファームふふふ』だなと
思う今日この頃。。
温床作りは結局家族と小山の商店のたっちゃんの協力でできました。
いつも私の絵空事に付き合ってくれてありがとう。
続く。。
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まだまだ品薄ですが、
覗いてみてくださいませ。
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