2018年より淡路島の五色町へ家族で移住し、小さな生活圏での百姓になりたい。

届けたい野菜

就農の研修生として2カ月を経験した農業の素人が思うこと。

 

無農薬で作った野菜を届けたい人は、誰だろう?

ほんまもんのオーガニック野菜の値段は高い。

作る手間暇考えれば、普通栽培よりJASより高いのが当たり前。

ほんまなんやろか。

 

反収入で競い合うから、値段も競い合うのでないだろうか?

 

ワシは、耕作放棄地を借りている。

借りているって事は、自営業なら経費にできる。

企業農家は土地を、ぜーったい買わない。

なぜなら経費にならないから。

いくら安くてもの。不動産関係者は違うじゃろうが。

 

無農薬は手間暇はかかるが、

農機具の借金は少ない。→ワシは牛並みに扱われているよん(笑笑)

毎年かかる農薬肥料代は、そりゃ無料。

直販で販売なら手数料もない。

なのになぜ、高いんだ?

 

各地のマルシェやマーケットを見ていて感じたことは

とにかく、収穫した作物の選別がとても厳しい。

見た目は、とても重要な価格決定となる。

スーパーで売っている野菜よりキレイだし、

パッキングは洒落ているし、ほんで販売会場の雰囲気がいい。

でも農業は流行りではない、けど、流行りを作り出さねばならぬ。

だで、値段は余計に高い。

 

ワシはここに違和感を感じた。

 

慣行農家も、自然農家も、農家は、B品を食べている。

なんでそこまで、消費者はA品が必要なのかなぁ。

畑でできるA品は、ほんまごく僅かやで。

 

無農薬で作物を作るのは、難しいができる。

が、ワシが野菜を届けたい人は。

子供だ。

アレルギーや発達障害などを抱えた親が、子供の為に試行錯誤出来る情報社会。

その支えとなる食べ物の為に、汗水流してふらふらにーなっても。

働く気力になるよ。

値段はアホになりたいよ。子供価格に。

 

それと、偉そうにだけど、

A品の為、捨てられるB野菜が悲しんでないか?

畑で産まれた作物が全て、

人の手に渡って欲しいぞい。

 

AでもBでも規格外でも、楽しんで使ってくれ。

 

日常的にB品を食べて

おもてなしする時、A品で自慢して。

規格外で、ジュースやケーキやジャムなど諸々を作って。

でも、みな同じ畑やでぇみたいな、

色々な考えが、産まれるのか楽しみだ。

 

野菜を棄てたくないぞ。

それで価格を決めたいよ。

 

だが、どないしよ。