2018年より淡路島の五色町へ家族で移住し、小さな生活圏での百姓になりたい。

たまゆら自然栽培園②モロヘイヤとマサラ スパイスが好きだ!モロヘイヤカレーの作り方。

私がインドで生活していたアシュラムでは1日一度の食事をとても大事にしてました。

そりゃそうです。週に一度は断食をして、一年に何度か数週間断食する事も考えると、

一年に自分が食べる食事の回数、平均寿命を全う想定すると、死ぬまでにする食事の回数が決まっています。

 

誰かが来てくれたらチャイを。チャイは1日に10杯は作りました。

お客さんが来ておもてなしカレーを作る時はたまに食べるタンパク質。

ウキウキです。ダルやソイビンズやパニールというインドのカッテージチーズが主役。

10代の頃から菜食に入りましたが、たまに食べる牛乳以外の固形のタンパク質の美味な事。

日常のカレーはその日に収穫できた新鮮なお野菜を1種類。

そのお野菜の旬の味を楽しみます。調味料の配合は日々変えますがベースは一緒です。

さらさらしていてお店で食べるカレーでもなくもちろん日本で食べるカレーでもなく

ヒンドゥーアシュラムの精進スープカレーです。翌朝のお通じの良い事☆

アシュラムのお世話に来てくれる近所の女性から家庭のインドカレーを食べさせてもらったりしましたが

精進カレーより少し濃厚になる気がします。

 

相手も私も英語が話せないのでヒンディーで毎日会話です。

話すことはチャイの事、カレーの事、神様の事、近所にいる人たちの事。

私のヒンディーに偏りがあるのは当然です。

 

さてそのヒンドゥーアシュラムで日々食べて来たマサラの調合。

今回たまゆら自然栽培園では精進スープカレーのマサラと近所の家庭のカレーのマサラと

子供用のマサラを販売しようと思っています。

マサラにはアシュラムという性質上なのかたまに唐辛子を入れる事以外はとにかく優しい味です。

 

スパイスカレーという名にすると、日本人のカレーに対する思い入れが個人個人によって開きが

ありすぎるのでカレーではなく献立が一品増える、マサラを日常にというコンセプト、そして

たまゆら自然栽培園で収穫していくお野菜達にあうマサラを調合していく予定です。

なので記念すべく第一弾みんな大好き モロヘイヤ! です。


ネバネバじゃなんだか微妙なネーミング。淡路島は米所で沼が多くドロドロになったモロヘイヤと

合わせて 沼サラ という駄洒落マサラネーミングを家族に発表したら微妙ではなく反対意見。

インドでモロヘイヤ食べた事ないけど、彼らは絶対好きなはず。

山で取れたわらびをドロドロにしてカレーにしていた。

あんな感じをイメージして☆

 

うーむ。名前は棚に上げて今日のお料理はじめていきます。

●  ニンニク、生姜みじん切り

●  玉ねぎ 150から200g位。

●  旬野菜100g前後。

●油 大さじ2〜4

●塩 小さじ1

●塩 仕上げ用。自分の舌を信じて

●水 150〜200

●トマトジュース

●マサラシード

●マサラパウダー

●ウコン(多めに入っているので半分は黄色いご飯用にとっておいてもよし)

トッピングはおもてなしの時は素敵です。

ご自分の為ならシンプルに味わってみても素敵です。


たまゆらの使うスパイスはこれのみ。

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自家製スパイスのクミンやコリアンダーマスタードシード、ウコンなどは少量の為、

カレーには使わずおかずなど少量でいけるもので使います。

自家製スパイスはワイルドな味になるのかと思いきやマイルドです。

気候の違いでしょうか。レンズ豆も市販で売っているものとは

違う出来栄えでしたがしっかり育ってくれました。そのお話はまた次回。


さて楽しい調合の始まりです。

モロヘイヤの為だけに調合するのです

この季節はニンニクの収穫も玉ねぎの収穫も終わり怖いものなしです。

ニンニク玉ねぎは美味しいうちに食べ切ってしまうのが吉なので

年明けから6月まではニンニクと玉ねぎには出会えません。

好きな味に近づけるような気がします。

まずはゴリゴリ。ゴリゴリ。

スプンで数えながらスパイスを配合してマサラを作ります。

ウコンは別にして。


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今回モロヘイヤは70g。

茎をチョキチョキ。茎も食べますが、たまに髭と硬いが口の中で主張を始めると

子供はそういうことで食べるのをやめるのでチョキチョキ。

毎日カレーの私は作業工程を端折ったりしますがたまのお家カレーの人はぜひ楽しみながら。

下準備は座りながら味わってください。

私の入ったインドの台所はどの家もどのアシュラムも『坐』でした。

たまゆらの台所も坐にしたいが本音です。
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玉ねぎ中玉半分くらい。

自然栽培でマルチもしなかった為たまゆらの玉ねぎは小玉。だから3つ位。

うちのニンニク。生姜は毎年惨敗。どなたかこの記事を読んでくれた生姜育て名人ご一報ください。

淡路島で生姜成功した人に会ったことがありません。

ご指導お待ちしています。
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グツグツ煮立った湯に塩入れて、モロヘイヤをわさっ。

この時目を離してわ行けません。モロヘイヤの一番美しく色が

変わる瞬間を見逃さず、さっと引き揚げミキサーへギュイーン。
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さらにギュイーン。ミキサーでわなく包丁トントンでもモロヘイヤは裏切りません。

今回は淡路島の農家の心臓『沼』のようなカレーを作る為ミキサーでギュイーン。

ギュイーンとトロトロにします。

ミキサーを使わない時は包丁でトントン。

モロヘイヤは裏切りません。

トロトロがあっという間にできました。

ふふふ。

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さぁ下準備も終わり立ち上がります。

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油とニンニクと生姜とシードを入れて油がぷつぷつなるのを待ちます。家中が香りに包まれます。

香りが油に移った頃合いです。

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ウコン投入!

ウコンはたまに粉っぽさが残るのでここで油と馴染ませます

玉ねぎ投入!

塩投入!


よく飴色までとかありますがここではしません。

お世話になった僧は断然煮る派だそうです。

私も煮る派です。

蓋を閉めて煮た方が玉ねぎの味がよくわかるとか。

マサラ投入!

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ここではマサラのダマをなくす事に専念。

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油、油が、、となったら迷わず油を。

インド人も菜食主義者も脂質は大事です。

なのでご自身の好きな良質な油を使ってください。


そして水を150かた200mlほど。玉ねぎが隠れるくらい入れて

蓋をして5分強。

煮詰まらないようにたまに覗いたりしながら。


ここで本うち登場

お待ちかね愛しのモロヘイヤ投入です。

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トマトジュース投入!トマトのホール缶でも☆

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今回はモロヘイヤが主役です。

フレッシュトマトでも美味しいですがとろみが薄れるので

今回は使いません。

蓋をして7、8分。


煮詰まらないようにだけ気をつけます。

さあ完成間近。


隣のフライパンで油を入れてウコン入れて馴染ませたら

ご飯を黄色にメタモルフォーゼしておきます。


さあさ完成です。沼。。う、。


淡路島モロヘイヤ 闇夜の満月カレー に命名です。

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トッピングしたりしても素敵ですがシンプルにスプン持って

好きな場所へ。


写真を横にしたい。。。

ブログをはじめて一年がすぎ1人でむふむふやってましたが

たまに訪れてくれる読者の方などとこれからは積極的に

アプローチしていこうと思います。

インスタ始めました。

たまゆら自然栽培園の一コマは

rey_co222

布や野良着への冷めない情熱の一コマは

tamayura.rayco

 

 

 

 

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